防災の備えは自治体・公的機関の情報もあわせてご確認ください。仕様はメーカー公表値で、実際の使用時間や性能は使用環境により異なります。

シーン・用途別のおすすめ

「週末のキャンプにも、もしもの停電にも使える1台はどれか」を判断しやすいよう、重視するポイント別に整理しました。

こんな人・シーンには おすすめ 確認ポイント
キャンプや車中泊で持ち運ぶことが多い Jackery ポータブル電源 1000 New V3Jackery ポータブル電源 1000 New V3 本体約10.6kg
容量をできるだけ大きくしたい Jackery ポータブル電源 1000 NewJackery ポータブル電源 1000 New 容量1070Wh
ACでの充電を短い時間で済ませたい Anker Solix C1000 Gen 2Anker Solix C1000 Gen 2 Portable Power Station AC充電 約54分
停電時の自動切り替えを重視したい EcoFlow DELTA 3 PlusEcoFlow DELTA 3 Plus UPS切替10ms未満
ソーラーパネルでの充電も考えている EcoFlow DELTA 3 PlusEcoFlow DELTA 3 Plus ソーラー入力最大1000W(500W×2)
家電をたくさん同時につなぎたい Anker Solix C1000Anker Solix C1000 Portable Power Station AC出力6口・計11ポート

比較の観点

ポータブル電源は、キャンプでは「持ち運びやすさ」、停電への備えでは「切り替えの速さ」や「充電のしやすさ」が大切になります。同じ1000Whクラスでも、重さ・ポート構成・充電時間には違いがあります。

候補にしたのは、次の条件をすべて満たすポータブル電源です。

  • メーカー公表の容量が1000Whクラス(1024〜1070Wh)で、定格出力1500W級(1500〜1550W)のモデル
  • リン酸鉄リチウムイオン電池を採用し、停電時の自動切替(UPS・自動切替などメーカーの呼称)をメーカーが公表していること
  • メーカーの日本向け公式サイトで、主要な仕様を文字情報で確認できること

数値は各メーカーの公式サイトにもとづきます。

このジャンル特有の注意点: 容量が同じでも、使える時間はつなぐ家電の消費電力や気温で変わります。「この家電が何時間使えるか」は、各メーカーの公式ページの目安で確認してください。室内での保管・充電方法も、取扱説明書の案内に従ってください。

選ぶときの確認ポイント

  1. 容量(Wh): 5機種とも1000Whクラスです。使える時間は家電の消費電力で変わります。
  2. 定格出力(W): 使いたい家電の消費電力が、定格出力の範囲に収まるかを確認します。
  3. 本体重量: キャンプや車への積み下ろしが多いなら、軽さが効いてきます。
  4. UPS機能の切替時間: 停電時に、つないだ機器への給電がどのくらいで切り替わるかの目安です。
  5. 充電方法と時間: コンセントの最短充電時間は、特定のモードでの値であることが多い点に注意します。

スペックの比較表

表の見方

◎ 緑の太字はその項目で5機種のうち最も有利な値、▲ 赤字は最も不利な値です(色と記号の両方で示しています)。印を付けた項目:容量、本体重量、UPS切替時間。価格は判定に使っていません。◎の数が多い機種が、すべての使い方で優れているとは限りません。表の「公式テキストで未確認」は、メーカーの公開情報で値を確認できなかった項目で、判定から外しています。

項目 Jackery ポータブル電源 1000 New Anker Solix C1000 Portable Power Station EcoFlow DELTA 3 Plus Jackery ポータブル電源 1000 New V3 Anker Solix C1000 Gen 2 Portable Power Station
商品名 Jackery ポータブル電源 1000 New Anker Solix C1000 Portable Power Station EcoFlow DELTA 3 Plus Jackery ポータブル電源 1000 New V3 Anker Solix C1000 Gen 2 Portable Power Station
容量 ◎ 1070Wh 1056Wh ▲ 1024Wh ▲ 1024Wh ▲ 1024Wh
定格出力(AC) 1500W 1500W(SurgePad 2000W) 1500W(サージ3000W、X-Boost 2000W) 1500W(瞬間最大3000W) 1550W(AC1口使用時は1500W、瞬間最大2300W)
本体重量 約10.8kg ▲ 約12.9kg 約12.5kg ◎ 約10.6kg 約11.3kg
サイズ 327×224×247mm 約37.6×20.5×26.7cm(幅×奥行×高さ) 39.8×20.2×28.4cm 314×201×234mm 約38.4×20.8×24.4cm
UPS切替時間 20ミリ秒(0.02秒)未満 20ミリ秒 ◎ 10ms未満 0.01秒以内 約0.01秒(10ms、メーカー表記は停電時の自動切替)
ACでの最短充電時間 最短60分(アプリの緊急充電モード) 約58分(超急速充電モード、通常モード約90分) 最短56分 約73分(緊急充電モード約50分) 約54分
電池の寿命(公式表記) 約4000回、4000回後も70%を維持 3,000回以上で初期容量の80% 4000回以上、4000回後も残容量80%以上 約6000回、70%を維持 4000回以上で80%
出力ポート USB-C×2・USB-A×1(AC口数は公式テキストで未確認) AC×6・USB-C×2・USB-A×2・シガーソケット×1 合計13個(AC・DC・USB-A/C・シガーソケット) AC×3(2系統)・USB-C(最大100W)ほか AC×5・USB-C×3・USB-A×1・シガーソケット×1
ソーラー入力 公式テキストで未確認 公式テキストで未確認 最大1000W(500W×2) 合計最大400W 公式テキストで未確認
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※ACでの最短充電時間は、各メーカーが指定するモード・条件での値で、条件が揃わないため◎▲判定の対象外としています。電池の寿命も、残容量の基準(70%/80%)が異なるため判定の対象外です。Ankerのポート構成は公式ページの比較表にもとづきます。Jackery 1000 New V3のサイズはJackery Japanのニュースリリースの値です。UPS切替時間は、DELTA 3 Plusの「10ms未満」を◎とし、「0.01秒以内」「約0.01秒」の2機種は10msちょうどを含む表記のため印を付けていません。

各製品の特長

Jackery ポータブル電源 1000 New

容量1070Whで、5機種の中で最も大容量の1000Whクラス

Jackery ポータブル電源 1000 New

総評: できるだけ容量を大きくしたい家庭向けの候補です。公式は容量1070Wh、定格出力1500W、本体約10.8kg、サイズ327×224×247mmと公表しています。

電池はリン酸鉄リチウムイオンで、公式は約4000回の充放電サイクル後も工場出荷時の70%の電池残量を維持するとしています。停電時は20ミリ秒(0.02秒)未満で給電を切り替えるUPS機能と、充電しながら使えるパススルー機能に対応します。USB-C×2とUSB-A×1を備え、アプリ(Wi-Fi・Bluetooth)で状態を確認できます。

仕様の出典: Jackery Japan公式

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Anker Solix C1000 Portable Power Station

AC出力6口で、たくさんの家電をつなぎやすいモデル

Anker Solix C1000 Portable Power Station

総評: 停電時に冷蔵庫や照明、スマートフォンなど複数の機器を同時に使いたい場合の候補です。公式は容量1056Wh、AC出力1500W、本体約12.9kgと公表しています。

SurgePad機能を使うと、定格消費電力2000Wまでの機器を動かせると公式は説明しています(パススルー充電中は利用不可)。UPS機能は停電時に20ミリ秒で切り替わります。電池は初期容量の80%まで劣化するまでのサイクル回数が3,000回以上とされています。前面に大型のLEDライトを搭載し、満充電のまま保管できる点も公式が案内しています。

仕様の出典: Anker Japan公式

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EcoFlow DELTA 3 Plus

UPS切替10ms未満、ソーラー入力1000Wに対応するモデル

EcoFlow DELTA 3 Plus

総評: 停電時の切り替えの速さや、ソーラーパネルでの充電を重視する場合の候補です。公式は容量1024Wh、定格出力1500W(サージ3000W)、本体約12.5kg、サイズ39.8×20.2×28.4cmと公表しています。

AC充電は最短56分、ソーラー入力は500W×2の最大1000Wです。UPS機能は10ms未満で切り替わり、悪天候の警報が出たときにアプリへ通知する「Storm Guard」機能も公式が案内しています。電池はLFPで、4000回のサイクル後も残容量80%以上とされています。出力ポートは合計13個です。

仕様の出典: EcoFlow Japan公式

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Jackery ポータブル電源 1000 New V3

約10.6kgで、5機種の中で最も軽い1000Whクラス

Jackery ポータブル電源 1000 New V3

総評: キャンプや車中泊など、持ち運ぶ機会が多い家庭向けの候補です。公式は容量1024Wh、定格出力1500W(瞬間最大3000W)、本体約10.6kgと公表しており、重さは本記事の5機種で最も軽い値です。

電池はリン酸鉄リチウムイオンで、約6000回の充放電サイクル後も70%を維持するとしています。停電時は0.01秒以内に切り替わるUPS機能を備えます。ACでの充電は約73分、緊急充電モードでは約50分です。AC出力は3口(2系統)で、USB-Cは最大100W、ソーラー入力は合計最大400Wです。

仕様の出典: Jackery Japan公式(1000 New V3)

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Anker Solix C1000 Gen 2 Portable Power Station

定格1550W・AC充電約54分の1000Whクラス

Anker Solix C1000 Gen 2 Portable Power Station

総評: 定格出力の余裕と、ACでの充電の速さを重視する家庭向けの候補です。公式は容量1024Wh、定格出力1550W(AC1口使用時は1500W、瞬間最大2300W)、AC充電約54分と公表しています。

電池はリン酸鉄リチウムイオンで、4000回以上の充放電後も80%としています。停電時は約0.01秒(10ms)で自動的に給電を切り替えるとしています。メーカーはこの機能を「UPS」とは表記していないため、本記事では停電時の自動切替として扱っています。出力はAC×5・USB-C×3・USB-A×1・シガーソケット×1で、本体は約11.3kgです。ソーラー入力の最大値は、公式の文字情報で確認できませんでした。

仕様の出典: Anker Japan公式(C1000 Gen 2)

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あわせて読みたい比較記事

屋外や停電時にポータブル電源を充電したい方は折りたたみソーラーパネル 5機種比較、電源と一緒にそろえる明かりはモバイルバッテリー機能付きLEDランタン 5機種比較もあわせてご覧ください。

よくある質問

結局、5機種の中でどれを選べばいいですか?

1000Wh級ポータブル電源は、持ち運びなら約10.6kgのJackery 1000 New V3、容量なら1070WhのJackery 1000 Newが候補です。切り替えの速さならEcoFlow DELTA 3 Plus、口数ならAC出力6口のAnker Solix C1000も検討できます。

1000Whクラスとはどのくらいの容量ですか?

本記事の5機種は、メーカー公表の容量が1024Whから1070Whの範囲に入るモデルです。実際に使える時間は、つなぐ家電の消費電力や使用環境で変わります。家電ごとの目安は、各メーカーの公式ページの案内を確認してください。

UPS機能とは何ですか?

この自動切替は、コンセント経由で家電へ給電し、停電時にバッテリーへ切り替える機能です。DELTA 3 Plusは10ms未満、Jackery 1000 New V3は0.01秒以内です。C1000 Gen 2はUPSではなく自動切替と説明されています。

充電時間はどれくらいですか?

1000Wh級のコンセント充電の最短は、EcoFlow DELTA 3 Plusが56分、Anker Solix C1000が超急速充電モードで約58分(通常は約90分)です。Jackery 1000 Newは緊急充電モードで最短60分です。最短時間は特定のモードでの値です。

いちばん軽いのはどれですか?

5機種のうち、Jackery ポータブル電源 1000 New V3が約10.6kgで最も軽く、Anker Solix C1000 Portable Power Stationが約12.9kgで最も重い値です。

各製品の詳細ページ・情報源

表の見方・注記

対象は容量・本体重量・UPS切替時間です。

※仕様は執筆時点(2026年10月)のメーカー公式サイトの情報です。