防災の備えは自治体・公的機関の情報もあわせてご確認ください。仕様はメーカー公表値で、実際の使用時間や性能は使用環境により異なります。
シーン・用途別のおすすめ
「週末のキャンプでは駐車場からサイトまで荷物をまとめて運び、断水や停電のときには水や備蓄品を動かす1台」を選びやすいよう、重視するポイント別に整理しました。
比較の観点
アウトドアワゴンは、キャンプでは「駐車場からサイトまで、何往復もせずに荷物を運べるか」、断水や停電への備えでは「水や備蓄品のような重い物を、電気を使わずに動かせるか」が大切になります。そのうえで、家や車での置き場所に関わる収納サイズと、本体の重さも見ておきたいポイントです。
候補にしたのは、次の条件をすべて満たすアウトドアワゴンです。
- 折りたたみ式(収束式を含む)の4輪のアウトドアワゴンであること
- 耐荷重が100kg以上と、メーカーが公式サイトの文字情報で公表していること
- 使用時の大きさ・収納時の大きさ・重さを、メーカーが公式サイトの文字情報で公表していること
- メーカー公式サイトで製品ページを確認でき、Amazonで本体単品の販売ページを確認できること
WAQのアウトドアワゴンは、耐荷重を公式サイトの文字情報で確認できなかったため掲載していません。DODのアルミキャリーワゴン(C2-534-KH)は、執筆時点でAmazonの販売ページが購入できない表示になっていたため見送りました。コールマンのアウトドアワゴンNXは、公式サイトのカラーと型番が一致するAmazonの販売ページを確認できなかったため、今回は掲載していません。水を運ぶ容器はコック付きウォータータンク10Lの比較、停電への備えはポータブル電源の比較もあわせてご覧ください。
このジャンル特有の注意点: 耐荷重は、メーカーごとに測り方や前提が違います。ロゴスは静止荷重による目安、キャプテンスタッグは均等荷重で平らな地面にて使用時の値と説明しており、コールマンとアイリスオーヤマは条件を公式テキストで確認できませんでした。条件がそろわないため、本記事では耐荷重の優劣を付けていません。坂道や段差、砂利道では余裕を持って積み、使い方は各製品の取扱説明書に従ってください。
選ぶときの確認ポイント
- 本体の重さ: 車への積み下ろしや、階段で持ち上げる場面を考えて確認します。本記事の5機種は(約)7.8〜12kgです。
- 収納サイズと形: 平たく畳むタイプと、縦長に立てて収納するタイプがあります。玄関や車の荷室の寸法と見比べておきましょう。
- 荷台の大きさと深さ: 背の高い荷物を立てて積むなら深さ、長い物を積むなら荷台の長さや後方を開けられるかを見ます。
- 耐荷重とその条件: 数字だけでなく、静止時の目安なのか、平らな地面での値なのかを確認します。
- タイヤと止め方: 前輪ストッパーの有無や、タイヤを外せるかどうかで、坂道での止めやすさや車への積み方が変わります。
スペック・使い方の比較表
表の見方
◎ 緑の太字はその項目で5機種のうち最も有利な値、▲ 赤字は最も不利な値です(色と記号の両方で示しています)。印を付けた項目:本体の重さ、荷台の深さ。価格は判定に使っていません。◎の数が多い機種が、すべての使い方で優れているとは限りません。表の「公式テキストで未確認」は、メーカーの公開情報で値を確認できなかった項目で、判定から外しています。
| 項目 | |||||
|---|---|---|---|---|---|
| 商品名 | コールマン アウトドアワゴンマックス | ロゴス LOGOS お荷物満載キャリー | ロゴス ROSY ワゴンカート | キャプテンスタッグ CS+収束型4輪キャリー DX | アイリスオーヤマ アウトドアワゴン(ベージュ) |
| 型番 | 2185865 | 84720743 | 84720748 | UL-1086 | ODW-980 |
| 使用時の大きさ | 約109×69×96cm | (約)長さ91×幅50×高さ67cm | (約)長さ86×幅45×高さ58.5cm | 幅1,010×奥行540×高さ1,010mm(約) | 幅980×奥行530×高さ610mm |
| 本体の重さ | 約11.5kg | (約)8.6kg | ◎ (約)7.8kg | ▲ 12kg(約) | ▲ 11.8kg |
| 収納時の大きさ | 約35.5×40×84(h)cm | (約)縦53×横69×高さ17.5cm | (約)縦50×横55×高さ19cm | 幅420×奥行300×高さ850mm(約) | 400×255×770mm(約) |
| 荷台(荷室)の大きさ | 約88×42×31(h)cm | (約)縦75×横40×深さ40cm | (約)長さ65×幅37.5×高さ37cm | 820×400×440mm(約) | 公式テキストで未確認(後方面解放時 幅1,260mm(約)) |
| 荷台の深さ | ▲ 約31cm | (約)40cm | (約)37cm | ◎ 440mm(約) | 公式テキストで未確認 |
| 容量 | 公式テキストで未確認 | (約)120L | (約)90L | 144L(約) | 公式テキストで未確認 |
| 耐荷重 | 約100kg | (約)120kg | (約)100kg | 100kg | 100kg(約) |
| 耐荷重の条件 | 公式テキストで未確認 | 静止荷重による目安 | 静止荷重による目安 | 均等荷重、平らな地面にて使用時 | 公式テキストで未確認 |
| タイヤ・止め方 | ワイドタイヤ、ワンタッチで取り外し可 | ひし形ブロックタイヤ | 車輪:PVC | 深型ビッグタイヤ、前輪ストッパー | 公式テキストで未確認 |
| 生地のお手入れ | メッシュボディを取り外して洗える | 公式テキストで未確認 | 公式テキストで未確認 | 本体カバーを取り外せる | 公式テキストで未確認 |
| 主な付属品 | フック付きラバーバンド、収納ケース | 公式テキストで未確認(持ち運び用ベルト・収納ポケット付き) | 公式テキストで未確認 | 収納バッグ(収納時の汚れを抑えるカバー) | 底板、カバー |
| 購入リンク | Amazonで最新価格を確認 →楽天で見る | Amazonで最新価格を確認 →楽天で見る | Amazonで最新価格を確認 →楽天で見る | Amazonで最新価格を確認 →楽天で見る | Amazonで最新価格を確認 →楽天で見る |
※各社の日本語公式サイト(公式オンラインショップを含む)の値です。大きさは各社の表記のまま載せています。キャプテンスタッグの重さ12kgとアイリスオーヤマの11.8kgは差が小さいため、実質同水準として同じ印にしています。使用時・収納時の大きさは形の表し方がそろわないため、容量は公式テキストで確認できない機種があるため、耐荷重は条件がそろわないため、判定から外しています。
各製品の特徴
総評: タイヤを外して車にそのまま積みたい人の候補です。メーカーは使用サイズ 約109×69×96cm、重量 約11.5kg、耐荷重 約100kgと公表しています。
ワイドタイヤはワンタッチで取り外せ、タイヤを外したまま車に積めるとコールマンは説明しています。荷台はメッシュタイプで、メッシュボディを取り外して洗えます。荷台サイズは約88×42×31(h)cmです。
収納時サイズは約35.5×40×84(h)cmで、コンパクトにたためる収納ケースとフック付きラバーバンドが付属します。別売りのアウトドアワゴンウッドロールテーブルを付けると、テーブルとしても使えます。荷台の深さは5機種の中でもっとも浅い公表値です。
仕様の出典: コールマン公式(アウトドアワゴンマックス)
総評: 荷室の深さと容量の両方がほしい人の候補です。メーカーはサイズ (約)長さ91×幅50×高さ67cm、総重量 (約)8.6kg、耐荷重 (約)120kgと公表しています。
荷室は(約)縦75×横40×深さ40cmで、容量は(約)120Lです。高さのある荷物も立てて積めるとロゴスは説明しています。耐荷重は静止荷重による目安表記と注記されています。
フレームをV字に設計し、収納サイズは(約)縦53×横69×高さ17.5cmと平たく畳めます。ワンタッチ開閉式で、手持ち部分は長さを調節できます。タイヤにはひし形のブロックパターンがあり、深さのある収納ポケットと持ち運びに便利なベルトも付いています。
仕様の出典: ロゴス公式(お荷物満載キャリー)
総評: 本体を持ち上げる負担を減らしたい人の候補です。メーカーはサイズ (約)長さ86×幅45×高さ58.5cm、総重量 (約)7.8kg、耐荷重 (約)100kgと公表しています。
総重量は5機種の中でもっとも軽い公表値です。荷室は(約)長さ65×幅37.5×高さ37cmで、容量は(約)90Lです。深さのある荷室で、長尺物も積みやすいとロゴスは説明しています。
収納サイズは(約)縦50×横55×高さ19cmで、軽自動車のトランクにも収まると案内されています。耐荷重は静止荷重による目安で、容量表記も目安と注記されています。荷室は5機種の中では小さめなので、運ぶ荷物の量と見比べてください。
仕様の出典: ロゴス公式(ROSY ワゴンカート)
総評: 背の高い荷物や、かさばる荷物をまとめて積みたい人の候補です。メーカーは製品サイズ 幅1,010×奥行540×高さ1,010mm(約)、重量 12kg(約)、耐荷重 100kgと公表しています。
荷台サイズは820×400×440mm(約)、容量は144L(約)です。耐荷重は、均等荷重で平らな地面にて使用時の値と注記されています。深型ビッグタイヤで走行性能が向上したとキャプテンスタッグは説明しています。
前輪にストッパーが付き、本体内側のポケットとサイドループに小物を入れたり掛けたりできます。本体カバーは取り外せ、収納時の汚れを抑えるカバーも付いています。収納サイズは幅420×奥行300×高さ850mm(約)です。執筆時点でAmazonでは出品者からの販売で、在庫が少ないと表示されていたため、購入前に確認してください。
仕様の出典: キャプテンスタッグ公式(CS+収束型4輪キャリー DX)
総評: タープのポールなど長い物も運びたい人の候補です。メーカーは使用時の大きさ 幅980×奥行530×高さ610mm、重量 11.8kg、耐荷重 (約)100kgと公表しています。
後方面を倒すと、長物も積載できるとアイリスオーヤマは説明しています。後方面を開いたときの幅は(約)1,260mm、ハンドル使用時の高さは(約)890mmです。
セット内容はワゴン本体、底板、カバーです。収納時サイズは(約)400×255×770mmです。荷台の内寸と容量は、公式サイトの文字情報では確認できませんでした。カラーはベージュとカーキがあり、本記事のAmazonリンクはベージュです。
仕様の出典: アイリスオーヤマ公式(アウトドアワゴン)
停電や災害への備えとして
アウトドアワゴンは、ふだんのキャンプで使い慣れておくと、断水時の給水や在宅避難での備蓄品の移動など、重い物を運ぶ場面でも扱いやすくなります。避難のしかたや持ち出す物、通る道の判断は、お住まいの自治体の案内に従ってください。
- 水の重さを目安にする: 水は1Lでおよそ1kgです。ウォータータンクを積むときは、タンクの数と重さを足して、耐荷重とその条件に余裕があるかを確かめておきましょう。
- 道の状態に合わせて積む量を減らす: 段差や坂道、がれきのある道では、平らな地面と同じようには進めません。荷物を減らす、2人で運ぶなど、無理のない運び方を考えておくと迷いません。
- 止め方を確かめておく: 前輪ストッパーの有無は機種で違います。坂道で手を離さない、止めるときは平らな場所を選ぶなど、使い方は各製品の取扱説明書に従ってください。
- 置き場所と取り出し方を決めておく: 収納時の形は、平たく畳むタイプと縦長に立てるタイプで違います。玄関や車など、取り出しやすい場所を決めておきましょう。
- ときどき広げて点検する: しまいっぱなしにせず、キャンプなどで使って、タイヤや生地、ネジに異常がないかを確かめておくと、使う日に慌てずに済みます。
参考: ロゴス公式(お荷物満載キャリー) / キャプテンスタッグ公式(CS+収束型4輪キャリー DX)
よくある質問
結局、5機種の中でどれを選べばいいですか?
使い方で選ぶのがおすすめです。軽さを重視するならロゴスのROSY ワゴンカート、深い荷台がほしいならキャプテンスタッグのCS+収束型4輪キャリー DX、タイヤを外して車に積みたいならコールマンのアウトドアワゴンマックスが候補です。詳しくは記事内の「シーン・用途別のおすすめ」をご覧ください。
耐荷重100kgなら、100kgの荷物を載せて坂道を進めますか?
本記事では、そう判断しないことをおすすめします。ロゴスは耐荷重を静止荷重による目安、キャプテンスタッグは均等荷重で平らな地面にて使用時の値と説明しています。坂道や段差、砂利道では余裕を持って積み、使い方は各製品の取扱説明書に従ってください。
折りたたむと、どのくらいの大きさになりますか?
メーカー公表の収納サイズは、ロゴスのお荷物満載キャリーが縦53×横69×高さ17.5cm(約)、キャプテンスタッグが幅420×奥行300×高さ850mm(約)など、形が大きく違います。平たく畳むタイプと縦長に立てるタイプがあるため、玄関や車の荷室の寸法と見比べてください。
停電や断水のときにも使えますか?
電気を使わない道具なので、給水所から水を運ぶときや、備蓄品を動かすときの選択肢になります。ただし、道路の状態や避難の判断はその時々で変わります。避難のしかたや持ち出す物は、お住まいの自治体の案内に従ってください。
荷台が深いのはどれですか?
荷台の深さは、キャプテンスタッグ CS+収束型4輪キャリー DXが約440mmで最も深く、コールマン アウトドアワゴンマックスが約31cmで最も浅い値です。アイリスオーヤマ アウトドアワゴンは、深さを公式テキストで確認できませんでした。
各製品の詳細ページ・情報源
- アウトドアワゴンマックス(2185865): コールマン公式 / Amazonで最新価格を確認 →楽天で見る
- お荷物満載キャリー(84720743): ロゴス公式 / Amazonで最新価格を確認 →楽天で見る
- ROSY ワゴンカート(84720748): ロゴス公式 / Amazonで最新価格を確認 →楽天で見る
- CS+収束型4輪キャリー DX(UL-1086): キャプテンスタッグ公式 / Amazonで最新価格を確認 →楽天で見る
- アウトドアワゴン(ODW-980): アイリスオーヤマ公式 / Amazonで最新価格を確認 →楽天で見る
表の見方・注記
対象は本体の重さと荷台の深さで、重さは軽いほど、深さは深いほど有利としています。耐荷重・容量・使用時と収納時の大きさなど、各社の条件がそろわない項目や、公式テキストで確認できなかった項目は判定から外しています。
※仕様は執筆時点(2026年10月)のコールマン・ロゴス・キャプテンスタッグ・アイリスオーヤマの公式サイトの情報です。
