防災の備えは自治体・公的機関の情報もあわせてご確認ください。仕様はメーカー公表値で、実際の使用時間や性能は使用環境により異なります。

シーン・用途別のおすすめ

「週末のキャンプで使い、停電のときは家の中で両手を空けて動くための1台」を選びやすいよう、重視するポイント別に整理しました。

こんな人・シーンに おすすめ 確認ポイント
ソロキャンプや登山で、荷物を軽くしたい ティカ コアペツル ティカ コア 重量84g、赤色光付き
軽さに加えて、遠くまで照らしたい アクティック コアペツル アクティック コア 重量88g、照射距離115m、ミックスビーム
雨や砂ぼこりの中でも使いたい GH-201RGジェントス Gシリーズ GH-201RG IP66準拠、2m落下耐久
家に単3形乾電池を備えていて、手ごろな重さがよい HLP-2503ジェントス ヘッドウォーズ HLP-2503 単3形×3本、約190g
長い時間の点灯と明るさを重視したい HLP-2504ジェントス ヘッドウォーズ HLP-2504 Highモード約11時間、最大800ルーメン

比較の観点

ヘッドライトは、キャンプでは「両手を空けたまま設営や調理ができるか」、停電や災害への備えでは「充電できないときも使い続けられるか」が大切になります。そこで今回は、充電池と市販の乾電池のどちらでも使える機種に絞りました。

候補にしたのは、次の条件をすべて満たすヘッドライトです。

  • 頭に着けて使うヘッドライトであること
  • 充電池が付属し、USBで充電できること
  • 同じ本体で、市販の乾電池でも使えるとメーカーが明記していること
  • 明るさ・点灯時間・防水の等級を、メーカーの公式サイトの文字情報で確認できること
  • Amazonで本体単品の販売ページを確認できること

充電池が別売の機種や、充電式だけ・乾電池式だけの機種は掲載していません。テーブルや部屋全体を照らしたい場合はモバイルバッテリー機能付きLEDランタンの比較、夜の調理には風に強いカセットこんろの比較もあわせてご覧ください。

このジャンル特有の注意点: 乾電池を使うときは、メーカーが指定する種類と本数を使ってください。電池の入れ方や充電の方法、長く保管するときの扱いは、各機種の取扱説明書に従ってください。ペツルは、2機種とも路上での使用について認証を受けていないと注記しています。交通法規で求められる灯火の代わりにはならない点に注意してください。

選ぶときの確認ポイント

  1. 明るさ(ルーメン): 光の量の目安です。明るいモードほど電池の減りが早くなるため、ふだん使う中間のモードの値も見ます。
  2. 点灯時間: 充電池を満充電にしたときの、モードごとの時間です。各社の測り方が違うため、同じメーカーの機種どうしで比べると目安になります。
  3. 使える乾電池: 単3形か単4形か、何本必要かを確認します。家に備えている電池と同じサイズだと管理しやすくなります。
  4. 防水・防塵の等級: IPコードの1桁目は固形物(ほこりなど)、2桁目は水に対する保護の程度を表します。「X」は、その項目の等級を表示していないことを示します。
  5. 重さと形: ライト部分に電池が入る軽いタイプと、電池ボックスが別になったタイプがあります。長い時間着けるなら重さを確認します。
  6. 付属品: 充電用ケーブルが付くかどうかは機種によって違います。

スペック・使い方の比較表

表の見方

◎ 緑の太字はその項目で5機種のうち最も有利な値、▲ 赤字は最も不利な値です(色と記号の両方で示しています)。印を付けた項目:最大の明るさ(充電池)、防水・防塵の等級。価格は判定に使っていません。◎の数が多い機種が、すべての使い方で優れているとは限りません。表の「公式テキストで未確認」は、メーカーの公開情報で値を確認できなかった項目で、判定から外しています。

項目 ペツル アクティック コア ペツル ティカ コア ジェントス Gシリーズ GH-201RG ジェントス ヘッドウォーズ HLP-2503 ジェントス ヘッドウォーズ HLP-2504
商品名 ペツル アクティック コア ペツル ティカ コア ジェントス Gシリーズ GH-201RG ジェントス ヘッドウォーズ HLP-2503 ジェントス ヘッドウォーズ HLP-2504
型番 E065AB00(ブラック) E067AB00(ブラック) GH-201RG HLP-2503 HLP-2504
最大の明るさ(充電池) 625ルーメン ▲ 450ルーメン 550ルーメン 630ルーメン ◎ 800ルーメン
明るさの段階(充電池) 7/100/625ルーメン 7/100/450ルーメン 約50/240/550ルーメン 約50/400/630ルーメン 約40/400/800ルーメン
最も明るいモードの点灯時間(充電池) 2時間 2.5時間 約7時間 約8時間 約11時間
中間のモードの点灯時間(充電池) 7時間(100ルーメン) 7時間(100ルーメン) 約18時間(240ルーメン) 約16時間(400ルーメン) 約26時間(400ルーメン)
最も暗いモードの点灯時間(充電池) 100時間(7ルーメン) 110時間(7ルーメン) 約78時間(50ルーメン) 約36時間(50ルーメン) 約96時間(40ルーメン)
照射距離(最大時) 115m 75m 約175m 約167m 約180m
光の広がり ワイド/ミックス ワイド スポット〜ワイドを無段階に調節 スポット〜ワイドを無段階に調節 スポット〜ワイドを無段階に調節
付属の充電池 『コア』1250mAh(3.6V・4.5Wh) 『コア』1250mAh(3.6V・4.5Wh) 3.8V 2,000mAh 7.6Wh 3.7V 1,800mAh 6.66Wh 3.6V 6,400mAh 23.04Wh
充電時間 3時間30分 3時間30分 約3.5時間 約2.5時間 約8時間
充電の端子とケーブル USB Type-C(ケーブルは付属しない) USB Type-C(ケーブルは付属しない) USB Type-C(ケーブル・ACアダプター付属) USB Type-C(ケーブル付属) USB Type-C(ケーブル付属)
使える乾電池(別売) 単4形×3本(アルカリ・リチウム・ニッケル水素) 単4形×3本(アルカリ・リチウム・ニッケル水素) 単4形アルカリ×4本 単3形アルカリ×3本(エネループ使用可能) 単3形アルカリ×4本(エネループ使用可能)
乾電池での最大の明るさ 450ルーメン(2時間) 350ルーメン(2時間) 公式テキストで未確認 公式テキストで未確認 公式テキストで未確認
防水・防塵の等級 IPX4(全天候型) IPX4(全天候型) ◎ IP66準拠 IP64準拠 IP64準拠
落下耐久 公式テキストで未確認 公式テキストで未確認 2m 1m 1m
重量 88g 84g 約180g(電池含む) 約190g(電池含む) 約353g(電池含む)
赤い光・後ろの灯り 前面に赤色光 前面に赤色光 後部認識灯 後部認識灯 後部認識灯
保証 ライト本体5年、充電池2年(または充放電300回) ライト本体5年、充電池2年(または充放電300回) ユーザー登録で5年 公式テキストで未確認 公式テキストで未確認
購入リンク Amazonで最新価格を確認 →楽天で見る Amazonで最新価格を確認 →楽天で見る Amazonで最新価格を確認 →楽天で見る Amazonで最新価格を確認 →楽天で見る Amazonで最新価格を確認 →楽天で見る

※ペツルの明るさ・照射距離・点灯時間は、ANSI/PLATO FL 1の基準にもとづく値としてメーカーが公表しているものです。ジェントスの値は、同社公式サイトの製品ページに記載された値です。点灯時間は各社の測り方と明るさの段階がそろわないため、◎▲の判定から外しています。ジェントスの3機種は、乾電池で使った場合は上記の仕様と異なると注記しています。ペツルの重量に充電池が含まれるかは、公式テキストで確認できませんでした。そのため重量も判定から外しています。

各製品の特徴

ペツル アクティック コア

重量88gで最大625ルーメン、ワイドとミックスの2つの光を切り替えられるモデル

ペツル アクティック コア

総評: 軽さを保ちながら、足元と遠くの両方を照らしたい人の候補です。メーカーは重量88g、最大625ルーメン、照射距離115mと公表しています。

光は、むらの少ないワイドビームと、遠くも照らせるミックスビームを選べます。付属の充電池『コア』のほか、単4形の乾電池3本(アルカリ・リチウム・ニッケル水素)でも使えます。乾電池で使うと、最大の明るさは450ルーメンになるとメーカーは公表しています。前面に赤色光があり、メーカーは赤色光の点滅を緊急時に自分の位置を知らせる合図として使えると説明しています。付属のポーチは、ライトを入れてランタンのように使えるとしています。充電はUSB Type-Cで、ケーブルは付属しません。

仕様の出典: ペツル日本語サイト(アクティック コア) / ペツル本社公式

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ペツル ティカ コア

重量84gの公表値で、ポケットに入れやすいコンパクトなモデル

ペツル ティカ コア

総評: ソロキャンプや登山で、荷物を少しでも軽くしたい人の候補です。メーカーは重量84g、最大450ルーメン、照射距離75mと公表しています。

光はむらの少ないワイドビームで、手元や足元を照らす使い方に向いています。弱いモードでは、充電池で110時間点灯するとメーカーは公表しています。アクティック コアと同じく、単4形の乾電池3本でも使えます。乾電池で使うときの最大の明るさは350ルーメンです。誤って点灯しないようにするロック機能や、赤色光、ランタンとして使えるポーチも備えています。充電はUSB Type-Cで、ケーブルは付属しません。

仕様の出典: ペツル日本語サイト(ティカ コア) / ペツル本社公式

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ジェントス Gシリーズ GH-201RG

IP66準拠と2m落下耐久を備えた、丈夫さ重視のモデル

ジェントス Gシリーズ GH-201RG

総評: 雨や砂ぼこりの多い場面でも使いたい人の候補です。メーカーは耐塵・耐水の保護等級をIP66準拠、落下耐久を2mと公表しています。

最大550ルーメンで、ベゼルを回すとスポットビームからワイドビームまで無段階に調節できます。電池ボックスには付属の専用充電池が入り、単4形アルカリ電池4本でも使えます。後ろからの視認性を高める後部認識灯や、点灯を明るいモードと暗いモードのどちらから始めるかを切り替える機能があります。ユーザー登録をすると5年保証になるとメーカーは案内しています。専用ACアダプターとUSB Type-Cケーブルが付属します。

仕様の出典: ジェントス公式(GH-201RG)

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ジェントス ヘッドウォーズ HLP-2503

単3形乾電池3本でも使える、約190gの作業向けモデル

ジェントス ヘッドウォーズ HLP-2503

総評: 家に単3形の乾電池を備えていて、重さと明るさのバランスを取りたい人の候補です。メーカーは最大630ルーメン、本体質量約190g(電池含む)と公表しています。

ヘッドウォーズは、ジェントスが作業用として展開するヘッドライトのシリーズです。付属の専用充電池はUSB Type-Cで約2.5時間で充電でき、単3形アルカリ電池3本やエネループでも使えます。レバーでスポットからワイドまで光の広がりを調節でき、ヘッド部は60°動きます。予備のヘッドバンドやシリコンバンドが付属します。保護等級はIP64準拠、落下耐久は1mです。

仕様の出典: ジェントス公式(HLP-2503)

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ジェントス ヘッドウォーズ HLP-2504

23.04Whの大容量充電池で、Highモード約11時間のモデル

ジェントス ヘッドウォーズ HLP-2504

総評: 長い時間の点灯と明るさを重視する人の候補です。メーカーは最大800ルーメン、Highモードで約11時間、Ecoモードで約96時間と公表しています。

付属の専用充電池は3.6V 6,400mAh 23.04Whで、本記事の5機種で最も大きい容量です。そのぶん本体質量は約353g(電池含む)と重く、充電時間も約8時間かかります。単3形アルカリ電池4本やエネループでも使えます。光の広がりはスポットからワイドまで調節でき、後部認識灯も備えています。保護等級はIP64準拠、落下耐久は1mです。

仕様の出典: ジェントス公式(HLP-2504)

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停電や災害への備えとして

ヘッドライトは、ふだんのキャンプで使い慣れておくと、もしものときにも扱いやすくなります。今回の5機種は、充電池と乾電池のどちらでも使える点が共通しています。

  • 乾電池のサイズをそろえる: ペツルの2機種とGH-201RGは単4形、HLP-2503とHLP-2504は単3形を使います。家に備えている乾電池と同じサイズの機種を選ぶと、管理しやすくなります。
  • 乾電池での性能を確認する: ペツルは、乾電池で使うと最大の明るさが下がると公表しています。ジェントスの3機種は、乾電池での数値を公式テキストで確認できませんでした。
  • 充電池の寿命: ジェントスは3機種の専用充電池の寿命を充放電約300回としています。ペツルは充電池『コア』の保証を2年(または充放電300回)としています。ジェントスは専用充電池を別売のオプションとして案内しています。
  • 部屋を照らすとき: ペツルは、付属のポーチにライトを入れるとランタンとして使えると説明しています。部屋全体を照らしたい場合は、ランタンとの併用も検討してください。
  • 保管: 長く使わないときの電池の扱いは、各機種の取扱説明書に従ってください。

参考: ペツル日本語サイト(アクティック コア) / ジェントス公式(ヘッドライト一覧)

よくある質問

結局、5機種の中でどれを選べばいいですか?

使う場面で選ぶのがおすすめです。荷物を軽くしたいソロキャンプならティカ コア、軽さに加えて遠くも照らしたいならアクティック コア、雨や砂ぼこりの多い場面で使うならGH-201RG、長い時間の点灯を重視するならHLP-2504が候補です。詳しくは記事内の「シーン・用途別のおすすめ」をご覧ください。

乾電池で使うと、明るさや点灯時間は変わりますか?

ペツルは、乾電池で使ったときの値も公表しています。最大の明るさは、アクティック コアが450ルーメン、ティカ コアが350ルーメンで、充電池で使うときより低くなります。ジェントスの3機種は、乾電池で使った場合は仕様と異なると注記していますが、乾電池使用時の数値は公式テキストで確認できませんでした。

充電池と乾電池、どちらで備えておけばいいですか?

今回のヘッドライト5機種は充電池と乾電池のどちらでも使え、ふだんは充電池、充電できないときは乾電池に切り替えられます。乾電池のサイズと本数は機種ごとに違い、備える量は自治体の情報もあわせて確認してください。

雨の日のキャンプでも使えますか?

ヘッドライトの保護等級は、ペツルの2機種がIPX4(全天候型)、GH-201RGがIP66準拠、HLP-2503とHLP-2504がIP64準拠です。IPコードの2桁目は水への保護で、数字が大きいほど程度が高いことを示します。詳細は各取扱説明書で確認してください。

充電用のケーブルは付属しますか?

ペツルの2機種は、USB Type-Cで充電しますが、充電用ケーブルは付属しないとメーカーは案内しています。ジェントスの3機種には、USB Type-Cケーブル(50cm)が付属します。GH-201RGには専用ACアダプター(5V/1A)も付属します。

いちばん明るいのはどれですか?

充電池を使ったときの最大の明るさは、ジェントス ヘッドウォーズ HLP-2504が800ルーメンで最も明るく、ペツル ティカ コアが450ルーメンで最も低い値です。

各製品の詳細ページ・情報源

表の見方・注記

対象は最大の明るさ(充電池使用時)と防水・防塵の等級です。点灯時間・重量など、条件がそろわない項目や公式テキストで確認できなかった項目は判定から外しています。

※仕様は執筆時点(2026年10月)のペツル日本語サイト・ペツル本社公式サイト・ジェントス公式サイトの情報です。